大阪弁護士会の活動

人権擁護委員会

勾留中の被疑者について親族からの適法な面会申入れがあったにもかかわらずこれを認めなかった事例

2018年(平成30年)3月15日

 申立人は、2014年(平成26年)7月29日逮捕され、同月31日に勾留状の発付を受けて浪速警察署留置場に勾留されたが、接見等禁止決定はなかったところ、申立人の義父が再三にわたり、申立人の所在確認及び申立人との面会を申し入れたにもかかわらず、同署職員は、「(申立人が同署留置施設に在所しているか否かについて)答えられない」と述べて申立人が同署留置施設にいることを明らかにしないなどして、同年8月4日まで面会させなかったという事案について、警察署内に勾留されている被疑者について、親族から法令に従った適法な面会の申入れがあった場合、円滑に接見が実施出来るように努め、正当な理由なく、被疑者の接見交通権を侵害しないよう警告を行った。

勾留中の被疑者について親族からの適法な面会申入れがあったにもかかわらずこれを認めなかった事例

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